「組織内人材最適化プログラム」Pra★stor プラスター
Pra★stor(Program for Adapting Staff in Organization)
■柱1:職種適性診断テスト
Diagnostic Test for Professional Aptitude
■はじめに
「職種適性診断テスト」(全5種類)は、ある特定の職種に対する対象者の現時点における向き・不向き、ものの考え方や行動パターンなどを診断するものです。5種類のテストを体験することにより、次のような結果が導き出されます。
○自律性(どれだけ自発的に仕事をしているか)
○社会的適応性(どのような気質を育ててきたか)
○社会的役割認識(どのような役割が向いていると思っているか)
○現在の仕事に対するモチベーション(どれだけヤル気があるか)
○環境への働きかけのパターン(どれだけ世渡り上手か)
○特定の職種への適性(総合評価)
※これら5種類のテスト結果を統合し、特定の職種への適性を総合的に評価します。
※これらのテスト結果は永久不変のものではなく、生活環境や職場環境などにより、あるいはその人の潜在能力が開花したりすることで、大きく変わる可能性があります。たとえば、1回目のテストでは、特定の職種にあまり向いていないという結果が出た人でも、数カ月後あるいは数年後に同じテストを受けて、その職種向きであるという結果が出る場合もあります。したがって、これらのテストは、期間を置いて(研修、グループワーク、個別カウンセリングなどを経て)最低2回受け、その変化を確認することをお薦めいたします。
※これらのテストは、対象者の人格や能力の差を判定するものではありません。
※なお、この職種適性診断テストには、学生用も用意されています。
■自律度・被統制度テスト
このテストは、80個以上の質問項目に答えていただくことにより、対象者がどれだけ自分の自由意志で行動しているか(自律度)、あるいは他人にコントロールされている(と感じている)か(被統制度)を判定するものです。
対象者の自律度と被統制度を別々に算出し、「自律度-被統制度」という形で総合的な傾向を導き出します。
■社会的適応性テスト
このテストは、100個以上の質問項目に答えていただくことにより、対象者が現時点でどのように社会に適応しているか、その傾向を次のような6種類の気質に分けて割り出します。
○職人・研究者気質(独立独歩でマイペースなタイプ)
○商人・経営者気質(人の輪の中で実力を発揮するタイプ)
○軍人気質(忠誠心の厚い頑固者タイプ)
○革命家気質(反骨精神旺盛な頑張り屋タイプ)
○山師気質(大穴狙いのフーテンの寅さんタイプ)
○シンデレラ気質(依存心の強い他力本願タイプ)
■社会的役割テスト
このテストは、6種類の設問に取り組んでいただくことにより、対象者が現時点において、社会でどのような役割を担うのに向いていると自己認識しているかを診断するものです。
診断結果として、次の4種類の社会的役割を用意しています。これらは、ある特定の職種への適性を表すものではなく、ある仕事をする上での、その人のスタイルあるいは取り組み方の「癖」のようなものを表します。
○クリエイター(発想力・創造性豊かなアイデア人間)
○コーディネーター(人と人との間を取り持つ橋渡し役)
○プラクティサー(実務能力に長けた現実に根を下ろす実践家)
○セオライザー(センスがよく理論と分析に長けた評論家)
※「社会的適応性テスト」の結果(6種類の気質)と「社会的役割テスト」の結果(4種類の役割)を組み合わせ、対象者を合計24種類のタイプ(たとえば「シンデレラ気質のプラクティサー」など)に分類し、職種適性を診断します。
■仕事に対するモチベーション度テスト
このテストは、10種類の設問に取り組んでいただくことにより、現時点での対象者の仕事に対するモチベーションの高さを診断するものです。これによって、自分がどのような欲求に突き動かされているかがわかります。
一般に、ある活動へと人間を駆り立てる要因には、次の2種類があります。
○外発的モチベーション(報酬、評価、懲罰など、外側から与えられる動機づけ)
○内発的モチベーション(内側から自然に沸き上がってくるヤル気)
そして、外発的モチベーション(アメとムチ)への依存度が高ければ高いほど、社会的不適応状態が生じやすい(人間的に脆い)という心理学的な調査結果も出ています。このテストは、そうした傾向をあぶり出し、それに伴うリスクを予防するのに役立ちます。
■環境度テスト
このテストは、9種類の設問に取り組んでいただくことにより、人間形成にとって重要な外的要因を、次のような過去の環境(運命的にもたらされたもの)と、現在の環境(意識的に築いた、あるいは築きつつあるもの)の2つに分け、その2つを対比させることによって、対象者の環境に対する働きかけの度合いを探るものです。
○過去の環境
両親という運命
昔の地理的環境
よき理解者・指導者との出会い
ライフテーマとの出会い
○現在の環境
現在の親との関係
現在の物理的環境
伴侶という選択/子どもという運命
人生設計(未来へのヴィジョン)